あなたの会社、守りませんか?~就業規則作成のススメその2~
みなさま、こんにちは!社労士の林です。
私の最近の趣味はバイクに乗ること!愛車はエストレヤです。
だんだん冬が近づいてきて、風の冷たさが身に沁みる・・・
でも、冷たい風が顔に当たると気持ちがピリッとします。
さて、気を引き締めていきましょう!
前回は、就業規則の必要性についてお伝えしました。
今回は、なぜ10人未満の小規模企業に就業規則作成をオススメするかをお話したいと思います。
ズバリ、以下の理由です。
①少人数のうちにルールを明示することで、浸透が早まり定着しやすくなる。
②少人数のため、導入する際コンセンサスが得られやすい。
③小規模のうちに試行錯誤ができる(10人未満の事業所は届出不要)ため、実情に沿ったより良いものができる。
④従業員が安心して働くためのベースになり、定着率向上につながる。
⑤届出が必要となったときも、間に合わせの就業規則を作成することなく、完成したものをスムーズに提出できる。
⑥懲戒や解雇のルールを明示することで、問題社員対応の後ろ盾が出来、スピード感をもって対処できる。
事業主の皆様、以上の理由をどのように思われますか?
様々なご意見があろうかと思います。
恐らく、以下のようなデメリットがあるとお考えなのではないでしょうか?
a)そんなもの作ると、有給休暇等の休暇もルール上明示することになり、権利ばかり主張する人が増え、事業が廻らなくなる危険があるんじゃないの?ただでさえ人不足なのに・・・。
b)ただでさえ採用難なのに、「ルールが厳しそう」と敬遠する求職者が多くなるんじゃないの?
c)就業規則なんて、いざとなったらネットでダウンロードすればいいんじゃないの?タダだし・・・。
特にa)についてご懸念のある事業主様が多い印象があります。
会社を守るだけではなく、進化させていく。
事業主様の考え方次第で、デメリットもメリットに変えていけるかもしれません。
次回は、上記のメリット・デメリットについて、お話していきたいと思います。
短いですが、今日はここまで!